· 

子ども達のまっすぐな表現力が、うらやましい

都内の保育園での美術の時間。

まずは、アメリカの画家ジャン=ミシェル・バスキアの作品を見てから

簡単に子ども達と対話をしてみた。

「顔の中に梯子があって変だと思う」「目だけが描いてあって、なんか怖い」

「ここ(半分に切れたところ)の続きが描いてありそう」

「色がこことここで違っていて旗みたい」などなど

既成概念を持たずに、自由に作品を見れるっていいな。

そして、みなさんも、自由に描いて、切って、貼って

作ってみよう、と始めました。

自分の描いた紙を切って再構成。

描いた部分は「いらない」そうです。

寡黙なこの人は、

ずっと自分の画面と向き合いながら、創作しています。

かたくなな、自分の思いがありそうです。

描いた上にどんどん貼っていきます。

せっかく描いたものが見えなくなっちゃう~💦

と思いましたが、

今、自分が見ているところに、今、貼りたいものを重ねていく。

のかもしれません。

今、を生きているなあ。

それぞれの中に、物語があったり、今やりたいことを重ねていたり。

何かであったり、ナニモノでもなかったり。

彼らの中にひらめいたものが、生き生きと表現されています。

その、自分の感覚にまっすぐな表現力。ちょっと、うらやましいです。