
都内の保育園での美術の時間
「まだやりたい!」と言いながら、ママがお迎えに来るまで描いていたたMくん。
ていねいに線を引き、色を吟味しながら線と線の間を塗っていく。
「Mくん(自分)の虹なの!」って。
ただの「虹」ではなくて、
ほかの誰でもない自分の「虹」なんだな、きっと。
「ママ喜ぶかな」て言いながら描いていて、ママが来たら飛んで行って見せていました。
<これが僕だよ。僕はこういう人なの>って言っているように見えました。ママは評価せずに受け止めてくれていました💛
「わーーー!赤と緑混ぜたらこんな色になった!」と、心に浮かぶことを全部口に出してくれるTくん。
「すごーーい!こんな使い方したことなかった!」って、
サインペンでいろいろな色を混ぜて、遊んでいました。
サインペンの先端が汚れるから混ぜちゃいけない、って誰が言ったんだ?誰も言ってない。
サインペンより、子ども達がこんなに心を動かす体験、時間を大切にしたい。
出来上がったものは深味のある色で、唯一無二の作品でした✨

初参加、3才のIくん。
「知りたい!」のかたまり。
初めて出会う道具。
こいつば何者なんだ?どうやったらどうなるんだ?
とにかく触ってやってみる。
もっとじっくり見守ってあげればよかった💦

美術の経験2年目、3年目になるベテランさんは
すぐに自分の世界に集中して、感性全開です。
手に絵の具がついて泣いていたあの子が・・・
手に絵の具を塗りたくって、にんまりしていたあの子が・・・
自分の感性で、自分の世界を表現する姿に、変化を感じます。
2か月会わなかったからかな。
そして帰宅後、何気なくついていたTVから、目に入ってきたこの人の言葉。
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<スティーブ・ジョブス 米スタンフォード大卒業式(2005年6月)スピーチ より抜粋>
「自分の興味の赴くままに潜り込んだ講義で得た知識は、のちにかけがえがないものになりました」
「皆さんも大好きなことを見つけてください。」「自分の心に従わない理由はないのです」
「あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。
ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。
他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。
そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。
ほかのことは二の次で構わないのです。」
自分の中に湧き上がる想い、ひらめきや直感にフタをせず、それを信頼して生きていけるように
あなたが今、興味がわく、なんか好き、楽しい!を大切にしていっていいんだよ。
と受け止めてにっこり微笑む時間。
それを感じられるようにいっぱい心を動かして、自分を知っていく時間。
そういう時間、場をつくっていきたいという思いは、間違っていない、と確信した✨
ありがとーージョブズさん!
子ども達は何も言わなくても、本来はそうやって生きていますからね。
なんかコレを描き写したい、ひたすら切る、消す、するする描く,等々
やりたいことはそれぞれでした。
自分のやりたいことをやりつくした後の、子どもたちの顔は
今日も満足げで、誇らしげで、自信に満ちていました✨
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長妻 学 (土曜日, 04 7月 2020 22:20)
今度は、エプロンにお絵描きと云うのも企画して欲しいですね。