子ども達のつぶやき

●「実験いっぱいできて楽しいーーーー♪」

アートあそび終了後、A君(6歳)が、片づけてる私の所に来て言いました。

 

A君「美術(アートあそび)ってめっちゃ楽しいよね~」

私「何が楽しい?」

A君「実験いっぱい、できるのが楽しい―――♪」

 

この日のA君は、話しかけても返事してくれないほど、没頭していました。

容器に移し替えたり、道具の使い方をいろいろ模索したり。

ワー💛でも、きゃ~♪でもなく、黙~~って黙々と。

そんな時間って、楽しいんですね!

 

●「あ~今日も楽しかった♪」

<アートあそび>の時間、子ども達は

他の子が何をやっているか、なんて見もしないで、自分の手元に集中です。

 そして時々、心動かされる現象を見つけては「わあ!見て!」と言います。

 

そして、終わった後、清々しい顔で

「あ~今日も楽しかった💛」

と言います。

 

ふざけ合うでもなく、

笑いもせず

一言も発せず

真剣なまなざしで

没頭している時間。

 

いったい何が、どうしてそんなに楽しいのだろう。

彼らの中で何が起きているのだろう。

 

こんなに自分の世界に没頭できる事が、なくなってきた大人の私は、ちょっとうらやましいのでした(^_^;)

●「それやらないで、好きに描いていいよね?」

ある日の保育園、<アートあそび>の時間。こうしてはどうだろう?と一応やり方を提案しました。

が、ある子が言いました。

 

「それやらないで、好きに描いていいよね?」

 

彼らは、この時間は、大人の「やらせたい」が第一優先ではなく、

子ども達が「自分で決める」という事のほうが優先される、と知っているのです。

 

自由な創作を始めた一人ひとりの表情は、真剣で、楽しそうで、とっても満足げ。 

大人の顔色を見て、大人が褒めてくれることをする、大人が喜ぶことをする。のではなくて

自分がどうしたいか、がちゃんとわかる、自分で自分を認められる、自分の喜びを知っている。それが大事。

 

<アートあそび>での提案は、あくまでも提案。大人の「やらせたい」優先ではなく、子ども達の「やりたい」を叶えていく時間です✨

 

ブログ<子どもの表現:自分の願いを実現していくバネのような力>

 

●「僕はこういう感じがイイと思うんだ」

保育園でのアートあそびの時、「できた~」と作品を持ってきた男の子がいました。

私は、新しい素材を提示して「これも付けてみる?」と聞きました。

その子はじっと自分の作品を見つめ

「僕はこういう感じがイイと思うんだ」

と、きっぱりと自信のある目で言いました。

 

子どもの中に

自分の感覚を信じる。根拠の要らない自信が育っているのを感じました。

 

大人の指示通りに作るのではなく、自分のヒラメキを大切にします。

「自分はどうしたいか」が大事。主人公は自分です。

正解はなく、自分の中から湧いてくるものを信頼し、やってみる時間です。

 

●「わあ~早く早く!見て!見て!ピンクが隠れちゃう~」

「わあ~早く早く!見て!見て!」

「ピンクが隠れちゃう~」

「ねえねえ雲みたい!」

「ねえ、手でやらない?」

「こわい!ヤダ~」

 

彼らが、瞬間瞬間にたくさん心を動かし、ひらめいているのがわかります。

目を輝かせて、それはそれは楽しそうです✨

 

こうしたらどうなる。とか、こいうものを描こう。という未来や

前にこうやったらこうなった。という過去ではなく

「今」この瞬間に起きる事に反応し、

「今」この瞬間に感じる事を味わう。

「今」この瞬間にひらめく事をやる。

瞬間瞬間に彼らの中で、化学反応が起きているかのようです。

 

今、生きることを全力で謳歌している

 

彼らと一緒に

「へ~~💛」「ほ~~~✨」と、今を楽しむ事にしよう。

それは、「桜を描く」ことよりも、大事なことの様な気がするのです✨

 

ブログ<【桜を描く提案】今、その瞬間を感じて遊ぶ>

 

●「刺したり、切ったり、穴開けたりするのが楽しい!」

来月のアートあそびに何やりたい?何が楽しかった?
とみんなに尋ねたら、返ってきたのがこの言葉です。

 

刺す、切る、壊す、切る、穴を開ける、貼る、塗る、などなど

行為を楽しみ、その先に表現が生まれる。

そう気づかせてくれました。

 

よ~し!思い切り、切ったり、割ったり、貼ったり、刺したり、できる素材を見つけてこようね✨

●「たたんでもいいし、破ってもいいし、切ってもいいし、濡らしてもいいし、作ってもいいし、描いてもいい・・・」

ある保育園で、年少さんの男の子が、がこうつぶやきながら、画用紙を濡らしたり折りたたんだりしていました。

 

 

そうそう、そういう時間だね。