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表現を見つけるお手伝い

ダウン症の中学生の2人がアートで表現を楽しむ時間<ことしおアート>

最近2人は別々の時間で、それぞれの創作しています。

 

Kちゃんは「縄のオブジェ」を作りました。。

赤い実に赤い絵の具を塗る、とか

金のリボンに金色を塗る、とか

リボンを細い水引に巻き付ける、とか

いろいろいろいろいろ、自由です。

 

既成概念で固まっている大人達(私とお母さん)は

ほ~~そうするんだ!?、へ~~なるほどね、はあ~~すごいね~

と驚きの連続です。

喉元まで出かかった言葉を飲み込んで

見守り続けると

とらわれのない自由な作品が出来上がりました!

自由だ~✨私たちには作れない。

でもなんだかカッコイイ!

Sちゃんは3原色+ピンクで「にじみ絵」です。

濡らした紙に透明水彩絵の具で描いていきます。

Sちゃんは、それはそれは心地よさそうに筆を動かします。

その筆の動きを見ているだけでも、こちらが癒されます。

今日は1つ1つの色を、味わうように堪能していました。

新聞紙の上まで、はみ出して筆が動くので

もったいなくて画用紙を置いたら

躍動感のある筆跡が描かれました。

あまり自分から発信しないSちゃんの

内側には見えないエネルギーが、たまっているのかもしれない。

アートでそれを表出できればいいなあ。

 

私は、いろいろな素材や技法を持ち込んで

ちょこっとお手伝いしながら、ただ居る。目と目が合ったときに微笑む。

一緒にここちよさを感じる。そんな感じで

彼女たちの表現を見つけるお手伝いをしてます。

来年は、どこかの会場で作品展を開催できたらいいなあ✨