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映画「HOKUSAI」を観て思う。認知症の方、子ども達、ダウン症の方、どの人も北斎だなあ

またしても絵描きの映画を観に行ってしまった。

 

「HOKUSA」

 

表現て何だろう。

映画館の暗闇の中で、心に残る言葉を思わずメモとった。

 

他者の才能に嫉妬し妬み、ひがみ、やさぐれる。

そこからは生まれない。

 

自分とつながって

ただ、自分が描きたいと思ったもの、

心を動かされるものを、好きに、

おもむくままに描くだけ。

それが人の心を打つ。

 

だれでもが

筆を持っただけで表れてしまう、粘土に触っただけでで生まれてしまう、そ

の人だけに見えているもの、感じているもの。

 

認知症の方、子ども達、ダウン症の方、などの表現に関わってきて、

どの人も北斎だなあと思ったのでした。

友人のご子息の描く魚。

魚を見て触って匂いを嗅いで、

心が動いた。自分の感じた感じ、がそのまま表現されている。

ダウン症の人の、筆から生み出される軌跡。

高齢者デイサービスの方の作品。

提案はアジサイだったけど

そんなことはお構いなし。
自分が描きたいもの

自分の中の色、形を表現する。

表現って、

出させられる、ものでなく

出す、ものでもなく

 

出てきてしまう、もの。

 

ですね。