· 

平和で静かな<アートあそび>の時間

正解に合わせる必要がなく、制限されず、否定されず、

1人1人が喜びで満たされている。

そんな時間は、平和な気持ちが生まれてきます。


こんにちは、アートあそびラボの苅部洋子(かるべようこ)です。

 

4月から新しく<アートあそび>を実施させていただいている保育園で

初めての<アートあそび>の後、どのクラスの先生たちも

「もっとハチャメチャになると思っていたが、

子ども達はケンカもしないで、穏やかで平和な時間だった」

とおっしゃいます。

 

どうやら皆さん、子ども達を自由にさせたら、走り回ったり、投げたり大変な事になるのかと思っているようです。

まあね、こんな写真ばかり載せているからね、「きゃーーーどうしよう!」って思ってしまいますよね(^_^;)

でもね、違うんです!

1人1人が好きな事に没頭している時間は、すごく静かで平和なんです。

ケンカやもめ事は、あまり起きません。

 

先生達と、それはナゼだろうと、振り返りの対話で話しました。

 

●正解がないから否定が生まれない。

子ども達はお友達の作るものを「すごいねーー」「どうやるの?」と認め

自分の作品も、とっても大事にするのです。

自分を大事にできるから、他者も認められるんだなあ、きっと。

●制限がないから、取り合いが起きません。

1人なん個と決まっているものはありません。

自分に必要無いものは、ちゃんと譲れる。

自分に必要なものをちゃんと知っている。

自分が満たされていれば、人に譲れるんだなあ、きっと。

●心理的に自由で、解放されると、ゆるし合える気がする。

●使う素材も、量も、やり方も、その人それぞれだから

 こうしなきゃいけない、やっちゃいけない等、大人の中に、コントロールしようという気持ちが生まれない。

 そうすると先生方もリラックスして、一緒に子ども達のやることを楽しめますね。

 先生達のご機嫌も、場の空気を左右しますよね。

 そして

●大人だって、心理的に自由で解放されていると、ゆるし合える気がする。と。

 

素材がごちゃ混ぜになり、絵の具がこぼれ、その場は混とんとしますが

制限されず、指示されず、否定されず、自分のやりたいことに没頭していて、

静かで平和。どのクラスもそうです。

 

これらの写真↓雑然としてますが、それぞれが自分のことに集中しているか、人と一緒に笑ってるか。

とっても平和な時間が流れているんですよ~

終わった後は満足感で満ち足りている。(終わりも自分で決めますからね)

大人も子どもも、あーー楽しかった💛ってね。

正解がなく、制限がなく、自分の世界を探求し、自分でいられる時間。

1人1人が喜びで満たされている。

そんな所に争いは起きません。

 

平和な心って、どこから生まれるのでしょう。

その答えは、子ども達の姿から見えてくるのかもしれません。

人は本来、平和な生き物なのだと、彼らに教えてもらいました。