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自分という乗り物を運転するのは初心者マーク

子ども達はまだ、自分という乗り物を運転するのは初心者マーク。

いろいろな体験をし、寄り添う大人の存在があって、少しずつ自分の運転がうまくなっていく。
衝突したり、思うようにいかなかったり、泣いたり、うれしさを感じたりしながら。

 

こんにちは、アートあそびラボの苅部洋子(かるべようこ)です。

 

子ども達がそれぞれの量、それぞれのやり方、それぞれの素材を使って、自由にアートあそびをしていると、いろいろな子がいるのがわかります。

 

「あれ使いたい!」と思ったらすぐ手が出て、お友達の使っている物を取ろうとしてしまう子。

「あれやりたいなあ」と思っても、怒られるかな、と思って自分にブレーキをかけてしまう子。

すぐに終わりにする子。2時間近く遊び続ける子。いろいろです。

もしかして

人はそれぞれ搭載しているエネルギーの、ボリュームが違うのかも。

だから満足する量もそれぞれ。

強いエネルギーを搭載している子は、ちょっと踏み込んだだけで、ビュン!と発車して、人と衝突してしまう。

5,6歳ではまだまだ、そのエネルギーのコントロールはできないよね。

だけど!

それは、自分をコントロールして、操縦できるようになったら、最強の個性になるんじゃない!?✨

 

スロースタートな子もいれば、すぐにエンストする子もいる。ゆっくり長い距離走れる子もいる。

それぞれの搭載エネルギーの違いを見てあげたら、否定せずに受け入れられて

関わり方も違ってくるのかもしれないよね。

自分をコントロールできない子は、操縦を教えてあげる。

自分をコントロールしすぎる子は、ブレーキを少し緩めてあげる。とかとか。

絵の具のチューブを取り合う子ども達。自分でやりたい!というエネルギーはすごいです。

大人の私達だって、それぞれエネルギーが違います。

あなたと私の、満足する事も違いますよね~

いまだに、自分のコントロール、できない時だってありますし(笑)

 

みんなひとからげに行動するって、どこかに無理が生じているのかもしれません。

 

なんて事を、保育園での振り返りの対話で、話をしました。

1人ひとりの違いを見ながら、それぞれが満足を保証できる場を作っていこう!と

保育士の先生方の目が、キラリ~ンと輝いていました✨