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津軽じょんがら節を聴きながら描くとこうなる✨

女子高生2人のアートの時間<ことしおアート>です。

”津軽じょんがら節”を聴きながら描きました。

2人ともノリノリです。

Kちゃんはリズムに合わせて、画面を叩いています。

バチで叩く三味線の音と呼応しています。

Sちゃんも、なんだか楽しそうに身体を揺らします。

ふ、と見ると、Kちゃんは画面を墨で塗りつぶしています。

おー--!

色が躍っていた画面が、隠されていきます。

そして黒く塗りつぶした画面を削っていきます。

版画のように。

その後、絵の具で描く、墨を塗る、そして削る、を繰り返していきます。

Sちゃんは、絵の具で気持ちよさそうに描いていたと思ったら、いつの間にか水で描いています。

おー--!

さっきまでの絵の具の痕跡が、拭き取られていきます。

Sちゃん、今度は墨が乗ってきました。

 

もう、どこに着地するのかわかりません!

その後、Sちゃんは、墨の上に水で描き

手の平で画面をたたいて、その手をじっと見つめていました。

そうして、出来上がったのがこちらの作品です。

 

Sちゃん

Kちゃん

この日は、津軽三味線の音と、2人のライブセッションのようでした。

 

毎度毎度2人の表現には、心が震えます。

同じ素材を置いたはずなのに、表現されるものはこんなに違う。

私には、自然に起きる現象や素材の特性、体の動き、自分の直感のセッションで

唯一無二のものを生み出しているように見えるのです。