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心を動かすことが、どうして大事なの?

”感じる事を大切にする” ってどういう事?

”心を動かす” ってなんで大事なの?

 

心をたくさん動かして遊ぶ子ども達の姿から「豊かさ」が見えてきました。

こんにちは、アートあそびラボの苅部(かるべ)です。

 

保育園のアートあそび

スライムができる材料(ホウ砂を溶かした色水、洗濯のり)と

泡が生まれる材料(重曹クエン酸)などを用意し、

自由に混ぜて遊びました。

自分好みの固さ、色、にするにはどうしたらいいか、実験です。

色水を混ぜ、スライム状になり、泡が溢れてくることに歓声が上がります。

ちょうどいい固さのスライムができても、さらに混ぜていく人がいます。

完成形を作りたいのではなく、どうなるかを試したいようです。

作りたい色を追求する人もいます。何度も泡が溢れる事を楽しむ人、

スライムの感触をいつまでも味わう人、楽しみ方は人それぞれです。

 

友人が作る物を見て、どうやったらできるのか聞いてくる人がいます。

最初に説明したけどね…💦と思いますが・・・

 

人は知りたいと思った時にしか、その情報は耳に入らないものです。

 

必然があって見聞きし、体験したことは記憶に刻まれる。

それは心が動いているからかもしれません。

(心が動かなくても覚えなくてはいけないことは、無理やり暗記することになる)

 

私達も記憶をたどってみると、

何がどうした、という理屈よりも

喜怒哀楽、驚き、嫌悪、恐怖、など心を動かした事が、記憶に刻まれています。

 

刻み込まれた記憶は、心を豊かにします。

自分の根っこを張る、土台になる土を耕すようなもの。

 

そして、心を動かす=感じる、事は

”生きている実感” とつながるのではないでしょうか。

身体的に ”生きている” だけでなく、心が "生きている"  のも大事!

心を殺し、感じなくして生きるのを想像しただけでも、虚無感で苦しくなります💦

 

子ども達は毎日、毎瞬、心を動かしています。

だから生き生きとしてるのでしょう。

 

嬉しい、楽しいだけではなく、悔しい、悲しい、なども全部ひっくるめて

たくさん心を動かして、遊ぶ場を作っていきたいです✨

 

 

大人も一緒に心を動かして響き合っていく。

心の動きを無理に止めようとせず、きれいだね、不思議だね、悔しいね、悲しいね、と寄り添っていく。

 

たくさん心を動かしている彼らのそばにいられることは、なんて豊かな事だだろう思います✨

子ども達は、起きる事に驚き、スライムの心地よさを感じ、透明感や色をきれいと目を輝かせ、得意げに、どうなるかワクワクし、心をたくさん動かしていました✨