子どもの「こうしてみたい」を叶えるために、これがあったら楽しいかも、と奔走する。
それは大人にとっても楽しいことでした✨
こんにちは、アートあそびラボの苅部(かるべ)です。
先日の保育園のアートの時間。
まずはインクを使っての、アートの提案から始まりました。
子ども達はすぐに夢中になり、気泡が生まれる様子や、動く色を見つめ、自分の画面に集中していきます。
指で押し「色が広がる!」と教えてくれる子もいます。
混ぜたり、重ねたり、描いたり、貼ったり、はがしたり、、、様々な表現を試していきます。
美しく広がる色に、大人達もうっとり。
夢中になって遊ぶうちに、素材が足りなくなってきました。
すると補助の先生が「私、すぐに切ります!」と言って、カッター台を取りに走り、素材をカットし始めました。
この機動力すごい!
しばらくすると、子ども達は色を混ぜて遊び始めました。
ボトルを振ると泡ができる事を発見したり、全色混ぜて生まれるコーラ色や黒色も嬉しそうです。
その時私がひらめきました。
「これにはあのボトルがぴったり!倉庫にあったはず!」と取りに走りました。
さらに担任の先生が、「ライト当てたらきれいかもしれない!」
と、ライトを取りに走ってくれました!
しかもこの日は撮影のためのカメラマンさんがいらっしゃいました。
その方までもが「これに当ててみる?」と、ご自身のスマホを出してライトを点けてくださったのです!
自分が作った色水に光りをあてて、子ども達はうっとり眺めていました。
大人が子ども達の「こうしてみたい!」と言う気持ちを叶えようと奔走するたびに、子ども達の表情は生き生きと輝き、遊びはどんどん展開していきました。
その日の、先生方との振り返りの時間は
子ども達の様子を嬉しそうに、生き生きと語る先生方の発言が止まりませんでした。
「”子どもたちはどう使うかな、どんな表情を見せるかな、どんな発見をするかな”と、ワクワクしまがら、彼らの為に走りました。
子どもたちは『なぜだろう?』と問いを持ち、考え、確かめながら発見したことを教えてくれます。探求心を発揮して、こぼしたり混ぜたりと、まさに実験しているんですよね。その行動をすぐに止めるのではなく、『何を考えているんだろう?』と心情を観察し、それを叶えるにはどうしたらいいかを考えて環境を作っていくのが、こんなに楽しいことなんだと実感しました」
と、うれしそうに語る先生の表情が忘れられません。
私も、帰りの電車の中で「いい時間だったなあ、楽しかったなあ」とかみしめていました。
アートあそびラボでは、保育園、幼稚園、こども園などで、アートをきっかけに遊び探究する時間を作っています。
詳しくはホームページをご覧ください。
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