· 

子どもの真剣なまなざし

アートあそびに参加している3歳のA君。
普段は落ち着きがなく、大人が望まない事ばかりやってくれるので
お母さんはお疲れ気味です。

しかし、アートあそびの時間、絵の具で遊ぶ時
彼の表情はがらりと変わります。

目は真剣。自分の手元に集中。
全身のアンテナで起きていることを感じ、
目の前の素材や画面と対話し、没頭している。
いつもの、無邪気でいたずらっぽい笑顔のA君とは違います。
こちらがゾクッとするような表情です。
そして自分のひらめいた事、やってみたい事をやりつくし
遊びつくします。
IMG_20190829_103711a
彼のやる事は大胆です。大人的には掃除が大変。
彼の洋服は絵の具で七色に染まっています💦
でも、それを止めるのがはばかれるような真剣な表情です。
「すごく大切なこと学んでるんだよ」というオーラです。
私はその眼差しを見るのがとても好きです。

彼は
「大人の指示に従えない子」ではなくて
「ひたすら自分の世界に没頭できる人」であり
「自分の遊びを生み出せる力を持っている人」であり
「自分の興味関心に従って自分から働きかけ、その変化を自分のものにしていける人」

そう思ったら、「手のかかる子」から
めちゃめちゃ「尊敬できる人」に見えてきます。
そして今日はどんなことをして遊んでくれるかな~?
と楽しみになってきます。

彼を動かしているのは、結果や意味ではなく、自分の中から湧き上がるもの。
誰かの指示通りにできるかどうかではなく
自分の中から湧き上がるものを信頼できるか。
その力を育てていくことが
大人になった時、自分の人生を自分で決めていける力の基になるはずです。

アートで遊ぶことを通して、子どもの世界を想像し
ちょこっと見方を変えるだけで
子どものすごさが見えてくる。
子どもの行動が楽しくなってくる。
「親子で感覚アートあそび&子育てを楽しむヒントを見つけるワークショップ」

で一緒に子どもの世界を見つけてみましょう。