親子で感覚アートあそび

自分が「楽しい!」と感じること、 自分が「おもしろい💛」と感じること、それをやっていく時間は 「自分を知っていく時間」 まだ自分が何者かを自覚していない(本当は知ってるけど思い出せていない)子ども達は 楽しいこと、おもしろことをやって体験し、心を動かして 「自分は何に心が動き、何が楽しくて、何がやりたいのか」つまり「自分はナニモノなのか」 を知っていくのではないでしょうか。 その感覚は、自分の人生を自分で作っていくのに大切な羅針盤です。

アートの時間に起きること 【正解のない中で、 自分の感覚で物事をとらえ、 自分がグッとくる感じを求めて、探求と発見を繰り返し、 自分なりのOK!を見つけていく事】 対話の時間に起きること 【正解のない中で、 自分なりのものの見方、考え方で、 自分はどう思うのかを探し、探求と発見を繰り返し 自分なりの答えを見つけていく事】 そんな難しいアート、子ども達には関係ありません!と と思うかもしれませんが いやいや、子ども達はちゃんとそうやって 自分の感覚と相談して何かを創っています。 その時の眼差しは、怖いほど真剣に集中して画面を見つめています。 自分はこうしたいけど、どうしたらいいか?こうしたらどうなるのか? 疑問を確かめたり、ひらめきを信じて手を動かしながら、自分がOK!と感じる瞬間は、迷いがありません。

子ども達のように、自由に、おもむくままに、創ることを楽しむって どういうことだろう?もしかしてこんな感じ? という動画を作っちゃいました! 出来上がりや見栄えを考えないで 自分が感じる 「グッとくる感じ」「なんかイイ感じ」 という感覚をもとに手を動かすことは 創造することを楽しむコツかもしれません。

子ども達とアートを通して、一緒に過ごしていていると 絵の具を手で、全部混ぜ合わせていく姿に出会います。 できる色は、グレーのような茶色のような色。 はて、何がそんなに子ども達を惹きつけるのだろうか? ということで、子ども達をマネしてやってみました!

数年前、アートのワークショップに参加してくれた親子のことを今でも覚えています。 お母さんは、ハキハキして声も大きく、活動的なエネルギーにあふれた方でした。 6才の息子さんは、物静かでおっとりしたタイプの子でした。 お母さんは息子さんに少しイラついているようでした。 その時は満開の桜の花を描く提案をしました。 出来上がってみると、みんな一様に満開の桜をボリューム感たっぷりに描いていました。 そんな中、その親子の息子さんは 静かな、味わいのある桜の木を描きました・・・

小さいお子さんとの暮らしは、自分自身に蓋をしなくてはならないときもありますよね。 本当は激辛ラーメン食べたいけどオムライスを選ぶとか 渋いフランス映画を観たいけどアニメを選ぶとか。 それがダメというのではなくて、自分自身に戻る時間も必要だよね。って思うんです。 大人も、子どもを先生にして出来栄えやキレイさを気にせずにただ遊んでみましょう~

私が子ども達にかかわれる時間は、彼らの人生のほんの少し。まばたきくらいの時間。 ならば、これからも、いつも子どもたちの傍らいるお母さんたちが味方になってくれたら、これ以上の最高の応援団はいないはず! そんな思いから、自分の今までの経験、思い、技術、知識を総動員してこのワークショップを立ち上げました。 「親子で感覚アートあそび&子育てを楽しくするヒントを見つけるワークショップ」 まずは子どもと一緒にアートで遊んでみる。大人も一緒に体験してみる。そしてその体験をもとに参加者同士でシェアしながら対話することを柱としています。