こんにちは、アートあそびラボの苅部洋子(かるべようこ)です。
保育園で子ども達とアートで遊んだ後、
保育士の先生方と、振り返りの対話をしています。
起きたことから、子どもたちの言動から、
「それはなぜだろう?」と対話を重ね
子ども達の中に起きていることや、大人の在り方を見つけていきます。
この日は3歳の子ども達の前に、スライムや泡のできる素材を置いて
混ぜて遊びました。
最初は恐る恐る混ぜているのだけれど、
ネバネバした不思議な物体や
カラフルな泡が生まれると、どんどん夢中になって遊び始めました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=224x1024:format=jpg/path/s16f5c6a4ed31a9fe/image/i185fe01b70c1171b/version/1630558179/image.jpg)
とにかくボトルの中の色水を、全部しぼり出す事に、夢中になる人もいます。
みんな、こぼれても、汚れても、無言でやり続けます。
目の前の、自分の手元に集中し、
2時間近く没頭する子もいます。
止めようかと思う自分もいますが
半分、感心しながら見守ります。
終了後、保育士の先生方と
その姿について「なんか大人と違うよね、なぜだろう?」と対話を重ねました。
後片付けの事なんて考えてない。
こぼれないように、やろうなんて考えてない。
大人はこれがストッパーになって、遊びきれない。
子ども達の視野は狭く、時の感覚は「今」に集中している。
それって、ダメなこと?矯正すべきこと?
その子ども達を、大人に合わせさせようと、指導するのではなく
今の子ども達に大人が合わせる。
早くできるように、せかす必要なはい。
否定せず、強要せず、責めないで、
大事なことを、ただ淡々と伝え続ける。
それでいいんじゃない?
こういう対話を繰り返すことで、
子ども達のありのままの姿を受け入れ
日常の保育に生かすヒントを見つけていきます。
反省や感想を言い合うのではなく
事実を見つめ、自分の思う事を話し、他者の話を聞き、考える。
アート、遊び、対話をツールに、子どもの育ちに必要なことを
一緒に見つけていきます。
子ども達が、自分の光で輝く、そんな未来のために✨
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